文化財の輸送

先日(年度末なので,だいぶ前...),東京国立博物館「国宝 薬師寺展」を見てきました.

さすがに日光月光は(見ている人も含めて)すごい迫力でした.私が気に入ったのは特に背中.丸みを帯びて,優しい感じがしました(普段見ることができないという思いがそう感じさせたのかもしれませんケド).ただ,会場が全体的に赤っぽいデザインでなんとなく見づらかった.あれは昔のお寺をイメージしているのかしら.ライティングとか絶妙だっただけに個人的には赤い柱は邪魔だったなぁ.

それはそうと,この仏像たちは,はるばる薬師寺から上野までやってきたわけですが,輸送にはとても気を使ったことでしょう.

たまたまテレビを見ていたら,日光月光が日本通運のトラックで運び出されている様子が映っていました.日本通運はこの手の輸送には定評があるようです.


また,最近はあまり広報していないようですが,過去にはこんな広報がありました.


そして,驚きなのは厚生労働省が行っている「現代の名工」という卓越した技能者に送る賞を取ってたりするんです.2回も!


うん.

なんか日通の回し者っぽくなってきちゃいましたね.でも,現代の名工で美術品梱包輸送技能者が選ばれたのはこれまで日通しかいないそうです.

今回は日通の宣伝(!?)がメインになってしまいましたが,今度は保険や輸送時の技術(揺れの吸収とか湿度・温度管理等)についてもいろいろ調べてみたいと思っています.

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