Google Earthでスペイン・プラド美術館の超高解像度写真が閲覧できるレイヤーが出ました.
主なリソース
今まで使っていたマシンは非力でGoogle Earthがうまく動かなかったので保留してたのですが,そこそこハイスペックなマシンを手に入れたので,早速試してみました.
まずはGoogle Earthをインストール.最近はGoogle Updaterという統合管理ツール?でGoogle関係のソフトは管理されてるんですね.残念ながら,自分の環境ではUpdaterがうまく動かず,個別にDLしましたが….
まずは左下の「レイヤ」の「建物の3D表示」にチェックを入れ,ジャンプで「プラド美術館」を検索します.

お,プラド美術館のところがセカンドライフチックになってます.少しずらして見てみます.

プラド美術館上でクリックすると,一瞬建物が青くなって,Masterpieces(画像一覧)が出てきました.現在は全部で14点が掲載されているようです.

せっかくなので「三美神(The Three Graces)」を選択.画像とメタデータが表示されました.解説文も付いており,下側「Continue reading」から詳細な解説を読むこともできます.

メタデータはこんな感じ.
Author: Rubens, Peter Paul
Catalog n. P01670
Technique / Support: Oil / Wooden Panel
Dimensions: H. 221 CM W. 181 CM
Date: Ca. 1635
Subject: Mythology. Gods
Provenance: Royal Collection
School: Flemish
Object type: Painting
Displayed in: Villanueva Building - Room 9 (On Show)
邪魔なのでサイドバーを消してから更に細かく見てみます.よく見ると,画像の下に「Browse this picture in ultra high resolution (the world largest pictures)」というリンクがあります.the world largest picture ですか.スゴイ.14G pixelらしいです.
で,これを選択すると,ググっと画面が動き,建物内部に入っていきます.そこでは背景が深い青になり,画像のみが表示されます.右上にマウスポインタを動かすと,写真を拡大縮小できる操作メニューが現れます.

操作メニューでは,画像全体のどこをフォーカスしているのかがわかりつつもどんどん拡大や縮小ができます.写真は拡大してみたところ.まだまだいけそうなので,最大限拡大してみました.

MAX拡大.右側の女性の髪の毛あたりです.さすがにMAXにするとボンヤリしていますが,絵画のひび割れ等細部を見ることができました.

画像を堪能したので,右上の「写真を終了」ボタンで美術館を抜けます.

え...ここに飛ばされるのか...どうせなら画像一覧に戻ればいいのに.ここからまた画像一覧に戻るのが面倒です.ま,これはryojin3がGoogle Earthの操作に慣れていないせいもあるだろうケド...

ここらへんまで引いて,建物か「MUSEO NACIONAL DEL PRADO」と書いてある白いアイコンをクリックすれば
再び画像一覧に行くことができます.
と,まぁここまでが一連の閲覧手順です.
以下,ryojin3の所感です.
今回の試みはどういう意図があったのでしょうか.プラド美術館の場合,2つの特徴が見受けられます.つまり,1) 超高精細画像の公開,2) ユーザアクセスが簡便なプラットフォームの活用,です.
前者は14G pixelと桁違いに大きな画像をよりセキュア(Google Earthがセキュアであるかどうかは本質的な議論ではありませんが,少なくともWebにポンと出すよりかはセキュアであると考えられます)な環境で見せている点が特徴的です.もちろん用途として閲覧のみならず美術研究の促進も考えられます.また,後者に関してはそのようなコンテンツをただ自館のサイトにアップするだけでなく,Google Earthというそれなりに人が利用しているプラットフォームを用いることでニュース性や露出度の高さ,Google Earthの持つ機能を利用できる点が特徴的です.
現状,プラド美術館の外装は昔のウォークスルー型仮想美術館のようですし,操作もそれなりに面倒です.しかし,絵画コンテンツの増加と操作性やユーザインターフェースが向上すれば,美術研究のみならず,教育用コンテンツとしてどんどん活用されていく気がしますし,プラド×Googleもそれを狙っているのではないでしょうか.
今回試した環境はたまたまリリース直後のGoogle Earth 5.0 betaでした.海中や火星の探索,タイムスライダーによる過去の画像閲覧が可能になっているバージョンです.このようなコンテンツと機能の充実ぶりに,ryojin3は,美術作品のみならず,自然科学,歴史学,その他様々な教育用コンテンツは地理情報やタイムラインと紐付きながらGoogle Earthに集約されていき,教育用プラットフォームとして活用されていく可能性を感じました.
主なリソース
- グーグル・アース高解像度画像でプラド美術館名画の鑑賞が可能に(AFPBB)
- Google Earthでプラド美術館の名作を超高精細で鑑賞可能に(ITMedia)
- 「Google Earth」で名画の超高解像度画像の閲覧が可能に(CNET)
- Google Earthでプラド美術館に潜入!(イザ!ニュース)
- Google Earthを使ってプラド美術館のコレクションを間近で(カレントアウェアネス)
- Google Earthにプラド美術館、名作が超高解像度で閲覧可能(Internet Watch)
- The Prado in Google Earth(Google)
今まで使っていたマシンは非力でGoogle Earthがうまく動かなかったので保留してたのですが,そこそこハイスペックなマシンを手に入れたので,早速試してみました.
まずはGoogle Earthをインストール.最近はGoogle Updaterという統合管理ツール?でGoogle関係のソフトは管理されてるんですね.残念ながら,自分の環境ではUpdaterがうまく動かず,個別にDLしましたが….
まずは左下の「レイヤ」の「建物の3D表示」にチェックを入れ,ジャンプで「プラド美術館」を検索します.

お,プラド美術館のところがセカンドライフチックになってます.少しずらして見てみます.

プラド美術館上でクリックすると,一瞬建物が青くなって,Masterpieces(画像一覧)が出てきました.現在は全部で14点が掲載されているようです.

せっかくなので「三美神(The Three Graces)」を選択.画像とメタデータが表示されました.解説文も付いており,下側「Continue reading」から詳細な解説を読むこともできます.

メタデータはこんな感じ.
Author: Rubens, Peter Paul
Catalog n. P01670
Technique / Support: Oil / Wooden Panel
Dimensions: H. 221 CM W. 181 CM
Date: Ca. 1635
Subject: Mythology. Gods
Provenance: Royal Collection
School: Flemish
Object type: Painting
Displayed in: Villanueva Building - Room 9 (On Show)
邪魔なのでサイドバーを消してから更に細かく見てみます.よく見ると,画像の下に「Browse this picture in ultra high resolution (the world largest pictures)」というリンクがあります.the world largest picture ですか.スゴイ.14G pixelらしいです.
で,これを選択すると,ググっと画面が動き,建物内部に入っていきます.そこでは背景が深い青になり,画像のみが表示されます.右上にマウスポインタを動かすと,写真を拡大縮小できる操作メニューが現れます.

操作メニューでは,画像全体のどこをフォーカスしているのかがわかりつつもどんどん拡大や縮小ができます.写真は拡大してみたところ.まだまだいけそうなので,最大限拡大してみました.

MAX拡大.右側の女性の髪の毛あたりです.さすがにMAXにするとボンヤリしていますが,絵画のひび割れ等細部を見ることができました.

画像を堪能したので,右上の「写真を終了」ボタンで美術館を抜けます.

え...ここに飛ばされるのか...どうせなら画像一覧に戻ればいいのに.ここからまた画像一覧に戻るのが面倒です.ま,これはryojin3がGoogle Earthの操作に慣れていないせいもあるだろうケド...

ここらへんまで引いて,建物か「MUSEO NACIONAL DEL PRADO」と書いてある白いアイコンをクリックすれば
再び画像一覧に行くことができます.
と,まぁここまでが一連の閲覧手順です.
以下,ryojin3の所感です.
今回の試みはどういう意図があったのでしょうか.プラド美術館の場合,2つの特徴が見受けられます.つまり,1) 超高精細画像の公開,2) ユーザアクセスが簡便なプラットフォームの活用,です.
前者は14G pixelと桁違いに大きな画像をよりセキュア(Google Earthがセキュアであるかどうかは本質的な議論ではありませんが,少なくともWebにポンと出すよりかはセキュアであると考えられます)な環境で見せている点が特徴的です.もちろん用途として閲覧のみならず美術研究の促進も考えられます.また,後者に関してはそのようなコンテンツをただ自館のサイトにアップするだけでなく,Google Earthというそれなりに人が利用しているプラットフォームを用いることでニュース性や露出度の高さ,Google Earthの持つ機能を利用できる点が特徴的です.
現状,プラド美術館の外装は昔のウォークスルー型仮想美術館のようですし,操作もそれなりに面倒です.しかし,絵画コンテンツの増加と操作性やユーザインターフェースが向上すれば,美術研究のみならず,教育用コンテンツとしてどんどん活用されていく気がしますし,プラド×Googleもそれを狙っているのではないでしょうか.
今回試した環境はたまたまリリース直後のGoogle Earth 5.0 betaでした.海中や火星の探索,タイムスライダーによる過去の画像閲覧が可能になっているバージョンです.このようなコンテンツと機能の充実ぶりに,ryojin3は,美術作品のみならず,自然科学,歴史学,その他様々な教育用コンテンツは地理情報やタイムラインと紐付きながらGoogle Earthに集約されていき,教育用プラットフォームとして活用されていく可能性を感じました.
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